就活でいちばん頭を悩ませるのが髪型ですよね。
「どれくらいの長さまでならいいの?」「前髪は切らずに流すだけで大丈夫?」など疑問だらけです。
なかでもツーブロックは就活では意見が分かれる人気の髪型。一体どうすればいいのか不安な人も多いでしょう。
今回はそんなツーブロックについての注意点や好印象を与えるためのポイントを解説していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。
メンズの就活で髪型をツーブロックにしても大丈夫?

そもそも就活にツーブロックは好印象を与えることができるのでしょうか?
結論から言うとそれは十分可能です。
しかしツーブロックのスタイルによっては相手に与える印象が異なるため、就活では特に注意すべき点があります。
企業にもよりますが面接官は年配者が多く、若い世代の流行に疎いことが多いです。
男性のツーブロックは長髪やパーマヘアなどに比べ清潔感を与えることができますが、刈り上げ部分と被せる髪の長さのバランスが悪いと不真面目な印象を与えやすい髪型でもあります。
そのため就活ではTPOをわきまえ、オシャレよりも清潔でさわやかな第一印象を心掛ける必要があります。
美容院でカットする際に就活期間であることを相談するのもよいでしょう。
客観的なアドバイスをもらうことで安心して就活に臨めます。
就活で好印象な男性の髪型とは?

就活で大切なのは第一印象で清潔感とさわやかさを与えることです。
女性のようにメイクで顔の印象を変えることができない男性にとって、髪型は見た目の最重要ポイントです。
では、どのような髪型が好印象を与えるのかさっそく見ていきましょう。
さわやかで健康的なショートヘア
就活メンズにとってショートヘアはマストです。
就活では顔の表情が見えるよう前髪は眉にかからない程度に短くしておくのが基本。
就活だからと前髪を切るのに抵抗があるという人は、アップバングにして額を出すのもOKです。
ただ女性のようにヘアピンでとめるわけにはいかないので、しっかりスタイリング剤でセットをしておきましょう。
きちっと短めに切りそろえた前髪は清潔感があり健康的です。
アップバングもさわやかで落ち着いた雰囲気をかもしだせるでしょう。
黒髪でナチュラルな雰囲気
就活では黒髪が基本。明るい髪色は清潔感に欠け、あまり良い印象は与えません。
そのため就活期間中は黒く染め直す人も多いようです。
ただ、せっかく黒髪に染め直しても、髪型に清潔感が感じられなければ意味がありません。
スタイリング剤で撫でつけたようなベタつきのある髪型は避け、ショートレイヤーやアップバングなどナチュラルな印象を与える髪型がおすすめです。
ワックスで整えた清潔感のある髪型
清潔感のある髪型に仕上げるにはワックスなどのスタイリング剤を使うのが効果的です。
アップバングの根元の立ち上げや髪全体のツヤだし、毛先のくせづけなど使い方はいろいろあります。
ナチュラル感を出すためにあえてワックスは使わないという人もいますが、実は髪型によってはそれが逆効果なんです。
ショートレイヤーなど毛先がランダムな髪型ではまとまりがなく寝ぐせと間違われることも。
スタイリング剤を使うことで毛流れを良くし、清潔感のあるまとまった髪型に仕上げてくれます。
ワックスはタイプのバリエーションも豊富で使いやすいのがポイント。
就活の必須アイテムとして自分に合ったものを準備しておきましょう。
ツーブロックが面接官に与える印象

若い世代に人気のツーブロックは人によって与える印象が違います。
就活でも企業によっても捉え方はさまざま。
アパレルや美容関係、クリエイターなど見た目の個性を尊重してくれそうな企業では、ファッションセンスの良さをアピールできるかもしれません。
しかし法人との取引きが多い営業職や金融業などでは、ツーブロックの段差加減によって敬遠される恐れもあります。
では実際にツーブロックが面接官にどのような印象を与えるのか確認してみましょう。
良い印象
ツーブロックが企業の代表である面接官に与える良い印象とはどのようなものでしょう。
企業の考え方や職種によっても違いますが、短時間で好印象を与えるには見た目が重要です。
明るく健康的な印象
前髪が短くサイドの髪と刈り上げ部分の段差が目立たないツーブロックショートは、明るく健康的な印象を与えます。
顔の表情がしっかり見え、耳周りをすっきりさせていることで清潔感がアピールされ世代の違う面接官でも好印象を持ってもらえるでしょう。
就活メンズの髪型の基本は「清潔感とさわやかさ」。
その2つのポイントを抑えていればツーブロックでも悪い印象は与えません。
主体性のあるアクティブな印象
ツーブロックのスタイルによっては主体性のあるアクティブな印象を与えることができます。
例えばツーブロックベリーショートは仕事がデキる印象。
セットに手間もかかりません。仕事がデキるイメージは就活において大変有利です。
与えかねない悪い印象
ツーブロックは年齢層の高い世代から見ると、奇抜な髪型というイメージがあるかもしれません。
それは就活向けの髪型にふさわしくない場合に限り悪い印象を与える可能性があります。
チャラチャラして不真面目な印象
刈り上げ部分との段差が激しいスタイルや、サイドの髪が長すぎて耳にかけているような場合はさわやかさに欠け、チャラチャラした不真面目な印象を与えます。
一度悪い印象を与えてしまうと、短時間での面接でひっくり返すことは困難です。
会社で働いているイメージが持ちづらい
面接官は就活生と話しながらも、採用後の采配などをイメージしています。
そのため就活生としての自覚を問われるような髪型だと第一印象が悪く、一緒に働くイメージが持ちづらいかもしれません。
ツーブロック自体は悪い髪型ではありませんが、おしゃれやこだわりを気にして、清潔感に欠けるスタイルは就活には不向きと言えるでしょう。
たかが髪型で…と思われる人もいるかもしれませんが、多くの就活生の中では少し明るい髪色というだけでも目立ってしまうのです。
就活メンズがツーブロックにする際の4つの注意点

ここでは就活でツーブロックにする際の注意点について解説していきます。
就活当日に慌てないように必ずチェックしておきましょう。
刈り上げ部分が短すぎる
基本的に刈り上げ部分は最低でも6ミリ以上はキープするのがおすすめです。
あまり短すぎると顔の輪郭が不自然に目立ち、あまり良い印象とは言えません。
トップと刈り上げ部分のギャップが大きすぎる
トップやサイドの髪は短めにカットし、刈り上げ部分との段差をつけすぎないよう注意しましょう。
耳を覆うようなトップの長さは不真面目な印象を与えてしまいます。
耳周りはスッキリさせバランスよくカットすることでさわやかな印象を与えます。
目にかかってしまうような前髪
どんな髪型にも言えますが、前髪は眉毛より高い位置で切り揃えましょう。
ツーブロックでは特に刈り上げ部分とのバランスが印象を左右します。
額はできる限り出した方が清潔感や明るい印象を与えるので、アップバングもおすすめです。
ただし刈り上げ部分はあまり短くしないよう注意しましょう。
オールバックは禁物
ツーブロックで前髪が長い人はオールバックをしがちですが、就活にはおすすめしません。
オールバックは威圧感を与え就活生としてのフレッシュさに欠けた印象を与えます。
前髪は短く切るかアップバングにしましょう。
まとめ

就活生の髪型では賛否両論のツーブロック。
しかし注意すべきポイントと「清潔感とさわやかさ」という基本に沿った髪型であれば問題ありません。
企業によっても考え方はさまざまなので、自分の髪型に自信が持てない場合は美容室で相談するのがおすすめです。
就活で好印象を得るには髪型だけではなく、ネクタイやスーツ、靴やカバンなどの身だしなみを整えておくことも必要。
就活当日に慌てないよう髪型のチェックは数日前から万全にしておきましょう。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。