就職活動を始める大学生は、いつから始めればいいのか、どの時期にどこまで進んでればいいのか不安になることも多いかと思います。
就職活動の進め方は様々ありますが、今回は基本の年間スケジュールについてご紹介したいと思います。
これから就職活動を始められている方も、今すでに就職活動を行われてる方も、年間スケジュールを確認して今の状況と照らし合わせてみましょう。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。
これが基本!就活の年間スケジュール

それでは、就職活動の年間スケジュールをご紹介していきたいと思います。
就職活動の開始時期は人にもよりますが、3年生の前期ごろから始めることが一般的です。
秋や冬の時期は本選考を控えて対策を進めていきます。
4年生の春以降は本格的に就職活動が始まり、忙しくなることが多いようです。
それではそれぞれのタイミングで、どのような行動をするべきなのか、詳しい年間スケジュールを見ていきましょう。
準備のサマーインターン

まずは夏休みまでの年間スケジュールを見ていきたいと思います。
夏休みごろまでは、本格的に就職活動を始める学生も多くいますが、まだまだこれからという状況の方も多いと思います。
年間スケジュールを見ても、夏休みまではこれからの就職活動に向けて準備をする段階が多いと思います。
興味のある企業をリスト化
興味のある企業や、自分の趣味嗜好がどういったところであるのか分析をして、企業リストを作るというのもこの時期に行うことです。
自分の興味関心が高い企業を発見しておくことで、これからの就職活動の年間スケジュールが立てやすくなります。
また、自分がまだどういった業界に興味があるかわからない方は、とりあえず企業説明会に参加してみることや、会社のホームページなどを見てみることもはじめの一歩として有効ではないかと思います。
学生時代の経験を増やす
サマーインターンの頃までは、部活やサークル活動を行っている方も多いのではないでしょうか。
就職活動が始まると、学生時代どのようなことをしてきたかを詳しく聞かれることは多々あります。
面接でしっかりと受け答えをするためにも、まずは大学生活を充実させたり、実際に頑張った経験を作っていくというのもこのタイミングで行うことです。
年間スケジュールから見ても、まだ余裕のある段階ですので、まずは悔いのない大学生活を送ることが重要です。
特に、体育学生の方はこの時期大会なども重なり、普通の方とは異なるスケジュールになることも少なくありません。
体育学生の方の就活スケジュールは、こちらを参考にしてみてください。
徐々に自己分析も行う
余裕がある時間に、自己分析を行いながら自分の性格がどのようなものであるかを発見しておくことも大変重要になります。
自己分析を行うことで、自分に対する理解が深まるだけでなく、選考を受けていく相手企業との相性や、価値観の違いなども発見していくことができます。
特に年間スケジュールの中でも比較的空き時間のできやすいこの時期に、自己分析を少しずつでも行っておくと大変良いです。
本選考を控えた冬インターンまで

それでは次に、3年生の冬ごろまでの年間のスケジュールを紹介したいと思います。
この時期は、これから始まる就職活動の選考に向け、様々な準備をする期間となってきます。
また、この時期から就職活動を始められる方は、まずは自己分析や企業分析を始める方が多いです。
志望動機を準備する
年間スケジュールの中でも、この時期は志望動機を準備して、面接対策を行うことが多いです。
特に、志望動機は作成に時間がかかる上に、自分自身の価値観がしっかりと育ってこないと作ることも難しいです。
そのため、本選考が始まり忙しくなる前のこの時期に志望動機を準備することが多くあります。
例えば、OB訪問等に行き、実際に会社で働いてる方の意見を聞いてみることや、冬季インターシップなどに参加して自分のイメージと会社の実態をすり合わせていくことも重要です。
ES・テスト対策を万全に
エントリーシートやWebテストの対策もこの時期にしっかりと行っていきましょう。
特に、エントリーシートのブラッシュアップや、Webテストの勉強などは本選考が始まってしまうとなかなか時間を割くことができません。
そのため、この時期からしっかりと先行対策をする必要があります。
特に理数系を出題する企業のテストは、毎年苦手で対策期間が長くなる学生が多いですので、注意が必要です。
就職活動の軸を持つ
就職活動の自分の軸を持つということも、この時期で非常に大切なこととなります。
就職活動の軸とは、自分が働きたいと思う職場のイメージ、自分が将来行いたいと思っていること、将来なりたいことなどから生まれる、企業を選定する軸になります。
この時期にある程度就職活動の軸を持つことで、本選考で受ける企業を厳選することができ、効率よく就活を行うことができます。
逆に就職活動の軸をここでうまく持っていないと、本選考が始まってから様々な企業を受けなければならず、予定が圧迫する可能性があります。
いよいよ本番!本選考

それでは次に、就職活動の年間スケジュールの中でも後半となってくる、本選考についてご紹介したいと思います。
この時期は全体的に大変忙しく、やることも目白押しとなってますのでぜひ年間スケジュールを把握した上で、挑むようにしてください。
まずは面接まで辿り着く
本選考解禁後は、就活の年間スケジュールの中でも、非常に重要で対策が必要なタイミングとなります。
特に大企業など人気の企業であれば、エントリーシートやウェブテストの水準が非常に高く、面接までたどり着くことも大変難しいです。
そのため、本選考が始まってからは、まずは面接にたどり着くことを目標として活動することが多いです。
特に、大企業の志望の方であれば、複数の企業にエントリーをしていくことが一般的です。
もし、エントリーシートやWebテスト対策に不備があると感じた場合は、そもそも面接に挑戦することができないので、急速に対応する必要もあります。
将来像や、ファーストキャリアを明確にしていく
面接や、面談を通じて、徐々に将来像や自分のキャリアについても明確にしていきましょう。
特に、面接が複数ある企業では、面接の回数が増えるにつれて、どんどん役職の高い方との面接する機会が増えると思います。
そうなると、必然的に要求される将来像やファーストキャリアのイメージ等もレベルの高いものとなります。
ですので、複数回の面接をこなしながら、徐々に自分のやりたいことや目標をブラッシュアップしていくことが必要です。
24卒は早期選考も視野に!

これから就職活動を始める、24卒の方や25卒の方は、早期選考も視野に入れながら活動をすることがオススメとなっております。
特に、就職活動は例年早期化してきています。
そのため、早期選考など、冬から面接が始まることも一般的になりました。
そのため早めに年間スケジュールを把握し、夏インターンから積極的に参加することが重要になってきました。
早期選考で早めに選考を獲得することで、就活を早期に終わらせ学生生活を満喫することもできますし、早めの経験を活かして通常の選考でも有利に進めることができます。
早期選考の年間スケジュールは通常と異なりますので、気になった方はこちらを是非参考にしてみてください。
まとめ

今回は就職活動で必要な年間スケジュールについてご説明させていただきました。
就職活動をされる場合には、長期的な視点をもつことと予定管理が大変重要となっております。
そのため、これから就職活動を始める際には、まずは年間スケジュールを確認をした後に、企業分析などを行うことをお勧めしております。
効率よく就職活動のスケジュール管理をする事は、大変重要です。
こちらの記事で詳しく書かれてますので、スケジュールをした後は、その管理方法についてもぜひ一度ご一読ください。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。