文系の方でも理系の方でも、就職活動のスケジュールで悩まれる方は多いのではないでしょうか。
しかしながら、理系の方は特に、周りの方が大学院や研究職に進む一方で、自分だけ就職活動するため情報源が少ないと言う方もいるのではないでしょうか。
今回は、就職活動において、特に理系の就活がどのようなスケジュールで行われているのか、お勧めの対策方法についてご紹介したいと思います。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。
理系の就活は大変?

それでは、理系のスケジュールは大変なのでしょうか。
結論から申し上げると、理系の方の就職活動のスケジュールも、文系の方と同じ位に大変になる可能性があります。
特に、自分の研究している範囲以外の職種や職業につきたいと考えている場合は、しっかりと対策を行いスケジュール管理をする必要があります。
スケジュール管理が大切
就職活動中は、様々な予定が多く発生するので、しっかりとそのスケジュールの管理をしてあげることが重要となります。
特に本選考が始まってからは、多数の締め切りに追われながら就職活動を行わなければなりません。
しっかりと就職活動中、スケジュール管理をする癖をつけておくことが、内定への1歩であると考えております。
早めの行動を心がける
また、早めの行動を心がけるということも重要となっております。
特に近年は、就職活動の早期選考も一般的になってきました。
早くアクションを起こさないと、エントリー自体ができなくなってくる可能性もありますので注意が必要です。
理系就活のスケジュール表

それでは、理系の学生の方の就職活動のスケジュールについてご紹介していきたいと思います。
就職活動開始時期は、人によって異なりますが3年生の前期から少しずつ始める方が多いのではないでしょうか。
本格的に就職活動が始まるのは、4年生の前期からになります。
この時期は実際に本選考に複数エントリーをし、面接を進めながら内定獲得を目指して行きます。
それでは詳しくそれぞれの段階でどのようなスケジュールになってるのか、ご紹介していきたいと思います。
3年生夏休みまで

それではまず、3年生の夏休みまでの理系学生のスケジュールをご紹介していきたいと思います。
この時期は、まだまだ比較的余裕がある段階になるので少しずつ、就職活動に慣れていくという方が多いのではないでしょうか。
就活:興味ある幅を広げておく
就職活動に関しては、自分の興味のある幅を広げておくことが重要になります。
特に、自分の研究・専攻をしている分野だけでなく、様々な企業を見てみたいと言う方は、この時期にインターンシップや企業説明会に積極的に参加することをお勧めしております。
夏休みは志望度がそこまで高くなくても、気軽に参加できるイベントも複数あるのでぜひ挑戦してみてください。
学業:比較的余裕がある
学業の面でも比較的余裕があるのがこの時期の特徴となっております。
理系の学生の方ですと、研究やゼミなどが忙しいこともあるかと思いますが、この時期は問題なく両立できるかと思います。
しかし一部の外資系企業や、コンサルティングの企業は、夏休みからしっかりと対策をしていかないと間に合わない可能性があるので注意が必要です。
特にコンサルティング業界は専攻が早く、理系学生も多く志望する業界になります。興味がある方はこちらの記事で詳しいスケジュール感をご紹介していますでの是非参考にしてみてください。
4年生春まで

それでは次に、4年生の春までの理系学生のスケジュールをご紹介したいと思います。
この時期は本格的に本選考が始まることを控え、エントリーシートの準備や企業分析を行う期間となります。
またこの時期から就職活動を始める方は、冬季インターンシップにも参加することをお勧めします。
就活:選考企業を絞り、本選考の準備
本選考を控え、この時期の就職活動は少し忙しくなる可能性があります。
特に、これからエントリーシートを作成されていくことや、専攻企業を絞っていく方は、忙しくなるので注意が必要です。
また、秋のインターンや冬インターンは対象期間が短いので、集中的に対策をする必要があります。
実習・研究に専念することも可
3年生の冬休みまでは、就職活動の状況にもよりますがまだまだ学業に専念する余裕があることも多いと思います。
特にこの時期は、研究や実習が最も忙しい時期となる理系学生も多いのではないでしょうか。
この時期は、研究や実習に集中しながら、今後就職活動を控えて少し準備をしていくというようなペースで行うことも可能です。
4年生春以降

それでは次に、4年生の春以降の理系学生の就職活動スケジュールについてご紹介していきたいと思います。
就活:本格的に選考スタート
4年生の3月以降は、本格的に選考がスタートし大変忙しくなることが多いです。
特に、多数の企業を受けようと考えている学生は、予定が多数発生して大変忙しくなる可能性があります。
学業:時間が作れない可能性も
学業においては、この時期にうまく時間を作れない可能性もあります。
また、自分の所属している指導教官の方などが就職活動に理解がないと、研究や実習のやる気がないのではないかと疑われる可能性もあります。
しっかりと事前から準備をしておくことや、周りの理解を得て、就活の体制を作っておくことも理系学生ならではの準備だと思います。
理系学生は早期選考もオススメ

忙しい理系学生は、早期選考などで早めに就職活動を終えて、研究活動に専念するというのも1つの手であると思います。
早期選考は主に、3年生の時にサマーインターンを受け、秋ごろに本選考を受けるということが一般的です。
特に、既に志望している業界が定まっている場合は、早めに行動して早期選考を掴み取ることも有効です。
早期選考についてはこちらの記事で詳しく書かれてますのでぜひ参考にしてみてください。
まとめ

今回は、理系学生の就職活動スケジュールについてご紹介させて頂きました。
特に理系の方は、研究や実習で忙しくなる期間もあるかと思います。
しっかりとスケジュール管理をしながら、早めの対策をしておくことが大変重要になります。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。