就職活動のスケジュールは、学生によって様々ですが、学業との両立を心配されている方も多くいらっしゃると思います。
特に3年生で必修がある方や、まだまだ単位を取らないといけない方は特に不安になるかと思います。
今回はその中でも、文系学生の就活スケジュールについてご紹介していきたいと思います。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。
文系学生の就活スケジュール

それでは、文系学生の就職活動のスケジュールをご紹介したいと思います。
結論から述べると、学業と就職活動の両立は可能です。計画的に就活のスケジュールを組むことで、授業も問題なく受けることができるでしょう。
文系の学生ですと、主に3年生になってから就職活動を始める方が主流であると思います。
特に前期のうちは、自分の興味のある企業を探していくことや、少しずつ自己分析を行うことから始められるのが一般的です。
その後3年生の冬〜4年生にかけて、本格的に就職活動を行う方が多いようです。
それでは、それぞれの期間を詳しくみていきたいと思います。
文系学生の夏までのスケジュール

まずは夏インターンまでの、文系学生のスケジュールをご紹介したいと思います。
中には、積極的に夏インターンを見据えて対策を行う方もいます。その場合、忙しくなる方もいらっしゃると思います。
ただ全体的にみますと、まだまだ比較的スケジュールの予定は空いていることが多いようです。
就活は幅広く
この時期就職活動では、自分がいきたい企業のイメージを少しづつ作っていくことや、自己分析などを行いながら性格の把握などを行うことが一般的です。
特に文系学生ですと、大学の専攻と就職する職種が必ずしも一致しないことが多いため、就職活動開始時期は幅広い業界をみられることも多いかと思います。
ですので、積極的に企業分析やインターンシップに参加しながら、徐々にキャリアのイメージを作っていく段階が多いようです。
講義は比較的余裕
講義に関しましても、文系学生の3年生前期であれば比較的余裕であると思います。
特にこの時期、集中して単位を取りたい学生さんも、学業に十分専念できるかと思います。
特に最近は就職活動もオンライン化しており、企業にいくことも少なくなってきているので、そこまで時間を取られることも無くなってきました。
しっかりと講義をとりたいと考えている方は、この時期は非常にお勧めです。
夏休みは忙しい場合も
前期が比較的余裕な反面、夏休みにしっかりとインターンシップを行う場合は、忙しくなる場合もあります。
特にお盆前後2週間は、サマーインターンが全盛期の頃ですので、毎日どこかのインターンシップの予定が入っているという文系学生の方もいらっしゃいます。
サマーインターンとの兼ね合いにもよりますが、夏期集中講義などをこの時期に取りたいと考えている場合は、スケジュールに少し注意が必要です。
秋・冬の時期の文系学生のスケジュール

それでは次に、秋・冬の時期の文系学生のスケジュールをご紹介したいと思います。
この時期は本選考を控えて、面接で話すエピソードや志望動機を固めたり、OB訪問などを行いながら先輩社員と交流するなど、準備の期間に入ります。
夏休み前は比較的余裕のあった、文系学生の方でも後期は少し忙しくなる可能性がありますので、事前のスケジュール管理が重要となります。
就活は志望動機や選考対策
この時期の就職活動は、秋・冬インターンに加え、志望動機の作成や面接などの選考対策を行います。
特に、秋・冬インターンは準備期間が短いため、注意が必要です。
志望動機や選考対策は、本選考が始まる前の1月2月から対策をすることが一般的です。
本選考が解禁されて焦って準備することがないよう、この時期に綿密に準備しておくことが重要です。
講義なども比較的余裕
この時期は講義もまだまだ入れることができると思います。
特にゼミなどに参加されている文系学生方は、この時期にゼミの活動が活発になるところも少なくありません。
ゼミでの活動は、就職活動でも活動でも活かすことができるので、積極的に参加しましょう。
また、本選考が始まると出費が増えることも考えられますので、バイトなどをするのであればこの時期が最後のチャンスです。
バイトと就活を両立するためのポイントはこちらで詳しく説明させていただいております。
予定の詰め過ぎには注意
その反面で、夏休みに少し出遅れてしまった方や、秋・冬インターンに積極的に参加したい!という場合は少し忙しくなる可能性もあります。
また、選考対策時期と冬季テスト期間が被ってしまうことも注意が必要です。
この時期はゆくゆくのスケジュールも把握しながら、講義だけで予定を詰めすぎないよう注意しながら受講していきましょう。
文系学生も本格的に本選考が開始!

それでは次に4年生以降のスケジュールについてご紹介していこうと思います。
この時期は本格的に就職活動が始まり、大変忙しくなることが多いようです。
特に、本選考が1〜2ヶ月ほど長期的になることも多く、就活を夏休み以降まで続けるという方もいらっしゃいます。
そのため、計画的に授業の履修を組む必要があります。
本選考の対策を行う
就職活動は、この時期忙しさのピークを迎えることになります。
エントリー開始から始まり、エントリーシート、Webテスト、グループディスカッションなど様々な予定が入ってきます。
また面接が始まると、スケジュール調整に追われます。
就活終了時期は人によって異なりますが、4年生の前期までは就職活動を見据えて予定を組むことをお勧めしています。
講義の予定には要注意!
4年生の前期は、講義の予定もたいへん組みにくくなるのが一般的です。
特にこの時期は、面接などの予定が突発的に発生することも多くあります。
そうなると、講義の出席ができなくなることも多くあり、最悪の場合出席日数不足で単位を落としてしまう危険性も十分あります。
就職活動の進捗との兼ね合いにはなりますが、この時期はあまり講義の予定を入れないことが無難ではないでしょうか。
なお卒業論文は、就職活動が落ち着いてから行う方も多いようです。
まとめ

今回は、文系学生の就職活動のスケジュールについてご紹介させていただきました。
3年生の前期は比較的余裕がある一方で、4年生に上がり本選考が始まると大変忙しいスケジュールになる学生も多く存在しています。
早い段階からスケジュールを組み、急に多忙になることがないよう計画的に行動することをお勧めします。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。