刈り上げはメンズの髪型の中ではかなり人気があります。
刈り上げは、ショートやマッシュ、ロングなど様々な髪型と組み合わせることができ、一度はしていたという人も多いのではないのでしょうか。
今回は刈り上げをすることによって面接などでは不利に働くのか、おすすめの刈り上げのスタイルについて説明させていただきます!

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。
メンズの就活で刈り上げは大丈夫?

結論から述べると、刈り上げは就職活動においても基本的にはOKとされています。
特に最近では、刈り上げスタイルの1つとして人気の高いツーブロックが、高校や中学校なので認められるのかどうか、日本でも話題になりました。
世論もツーブロックも一般的には認められやすい傾向になってきていると思います。
ですので就職活動においても、メンズの髪型で刈り上げで選ぶというのは十分アリだと思います。
就活で刈り上げは何ミリまでok?
就活で刈り上げを行う場合は、3mm程度までに抑えておくことをお勧めします。
もちろん実際に刈り上げが何ミリまで許されるか、具体的には企業やその面接官の印象によります。
ただし、1mm以下まで刈り上げてしまうと、かなり刈り上げ部分が目立ってしまい、相手に威圧感を与えてしまう可能性もゼロではないと言えます。
3mm以上の、パッと見た時にそこまで頭皮がしっかりと見えない刈り上げであれば、どんな方から見ても大きな違和感を抱かれることはないと思います。
面接官に好印象な就活男子の髪型3つ

それでは次に、就活をする際に好印象な髪型を3つご紹介します。
これから刈り上げを検討している方も、そうでない方も以下の3つのポイントは大変重要になってきますので、是非一度目を通してみてください。
前髪は眉毛にかからないようにする
まず、前髪は眉毛にかからないようにするというのがベストです。
特にメンズの場合、眉毛と髪の毛で印象が決まると言っても過言ではありません。ですので、眉毛がしっかり見えるように前髪の長さを調整しましょう。
また、家でスタイリングをしたときは眉毛にかかっていなかったのに、風に吹かれたりすることでセットが崩れ、本番で眉毛が隠れてしまうということもあります。
本番前にはしっかり身だしなみを確認するということと、可能であればスタイリング剤を常備しておくといいと思います。
黒髪で真面目な印象に
黒髪で真面目な印象与える髪型は、メンズの就活の中ではかなり好印象を得られます。
最近特にIT系などであると、服装や髪の毛規定が緩い会社があることも確かに事実です。
しかし、服装規則がゆるい会社であっても、相手型の会社と頻繁に取引する職種などは別であったり、取引先によって他の部署より厳しい場合もあります。
また、面接や面談となるとやはりこれまで何十年も社会で活動してきた社会人と多く話すことになります。
ですから、これまで通り黒髪で就活をする方が、どんな方からも好印象を与えることができます。
ワックスをつけて清潔感を出す
ワックスをつけてしっかりと清潔感を出すというのも、好印象を与えるコツの一つです。
普段はノーセットで大学やバイト先にいく方も多いかもしれませんが、就職活動の際は刈り上げかどうかにかかわらず、しっかりワックスを用いてセットすることをお勧めします。
副次的な効果として、しっかり髪型を決めることで気持ちも引き締まってくる。というメリットがあります。
特に面接本番は緊張のあまり自分のペースにうまく持ち込めないという心配をしがちです。
しっかりした格好で挑むことで、しっかりと自分をアピールすることができるのではないでしょうか。
その他にも自分にあったおすすめの髪型が多数ありますので、こちらの記事を参考にしてください。
就活で刈り上げが面接官に与える印象

次に、就職活動において、メンズの刈り上げが面接官に与える印象についてご説明したいと思います。
刈り上げはメリットもたくさんある中で、注意しておきたい点もいくつか存在しておりますので、是非一度ご確認ください。
良い印象
刈り上げをするということは、髪の毛がかなり短くなりますから、清潔感とフレッシュ感を出すことができます。
特に最近のトレンドであるヘアスタイルは、髪の毛が重くなりがちですので、軽いシルエットが良い印象を引き出すことができます。
面接では、最初の数秒で大きく印象が決まるので髪型は非常に重要です。
明るく活発な印象
刈り上げをすることで、明るく活発な印象を与えることができます。
特に営業や証券会社、不動産会社など、働き始めた際にも活発性が求められるような業界であれば、刈り上げから与えるいい印象がプラスに働きやすいと思います。
面接官からしても、これからの働くイメージがつきやすい学生は、特に評価が高く面接の質も良くなると考えます。
爽やかで熱意のある印象
刈り上げには、新卒らしい爽やかなイメージかつ、しっかりとした熱意を与える効果もあります。
例えば面接で学生時代頑張ったことなどで、スポーツや運動の経験を話したいと考えている就活生の方は、刈り上げによって与える印象でエピソードの信憑性や本人のイメージもアップさせることができます。
志望している企業に誠心誠意向き合って、本気で就活しているということがアピールできれば、面接では非常にいい印象を与えることができます。
与えかねない悪い印象
次に悪い印象についてもご紹介したいと思います。
就活においては様々な面でメリットがある刈り上げですが、場合によってはマイナスの印象を与えかねないので、注意が必要です。
今回は、1つケースをあげてご紹介したいと思います。
不真面目で遊んでいる印象
面接官によっては「この人は遊んで不真面目な人でないか」と思ってしまうことがあります。これには2つの理由があります。
1つ目は、面接官の方が高齢の方でまだまだ刈り上げに寛容でないという場合です。
確かに昭和の時代などには刈り上げは一般的でなく、派手なイメージがあったこともありますので、そういった印象を抱く傾向にあるようです。
2つ目は、刈り上げが与える活発な印象が転じて、悪い方に向いてしまうという点です。
刈り上げは相手にアクティブで明るい印象を与えてますが、そういった印象が過度に働いてしまい、遊んでいるのではないかと思われることもあります。
この辺りは、身だしなみはもちろん、面接の受け答えなどをしっかりと丁寧に行うことで、正しくアピールすることが重要になります。
メンズ就活でNGな3つの刈り上げ

次にメンズ就活であまり良くない刈り上げの髪型を3つ紹介します。
これから刈り上げをしようと考えている人は、オーダーの際などにも思い返してみてください。
明るい髪色
就活一般に言えることですが、明るい髪色はNGとなっています。
一般的に刈り上げヘアスタイルですと、茶髪や金髪などと組み合わせることも多くあるかと思いますが、就職活動においては避けておいた方が無難でしょう。
また、これまで明るい髪の毛にしていた方は、染め残しがないかどうかもしっかりと確認しておく必要があります。
刈り上げ部分が短すぎる
刈り上げ部分が短すぎるというのも、悪い印象を与えかねないので注意が必要です。
スタイルにもよりますが、一般的には1cm以上長さがあればそこまで悪い印象は与えないと思います。
逆に、5ミリ、1ミリ、などかなり短い刈り上げは避けたほうが無難です。
五厘刈りという刈り上げのオーダーもありますが、こちらも1.5ミリほどになるので注意が必要です。
トップと刈り上げの差が大きい
トップとの刈り上げの差が大きいというのも、面接ではやめておいた方が無難な髪型になります。
やはりキッチリと刈り上げた部分が出るので、少し圧を感じる可能性があります。
また先程のデメリットと同じように、髪の毛から普段も遊んでいると推測される可能性もなきにしもあらずなので、普段はおしゃれな刈り上げスタイルも、就職活動の際は一旦おやすみしておくほうが良いでしょう。
おすすめ刈り上げセットを面接形式別で解説!

おすすめの刈り上げセットをご紹介したいと思います。
特に最近は対面の面接に加え、オンラインでの面接や面談も多くあるかと思いますので、場合別におすすめの刈り上げセット方法についてご紹介させていただければと思います。
オンライン面接(Web面接)の場合
オンライン面接の場合は、対面と比べてそこまで刈り上げに関して注意を払う必要はないと思います。
これはやはり、Webカメラを通してしか就活生の身だしなみを判断できないので、そこまで細かく刈り上げの部分が何ミリなのかについて判断できないためです。
そういった安心感がある反面、オンラインは表情や髪型が普段よりも伝わらないというリスクもあります。
そのため、対面よりもしっかりと前髪やおでこが見えるよう、前髪を分けてあげたり、アップバングのように髪の毛を上げておでこを出すスタイルと併用すると良いと思います。
アップバングに関しては、こちらの記事に詳しく書かれていますので是非参考にしてみてください。
対面面接の場合
続いて、対面面接の場合の刈り上げのスタイリングについてお話しさせていただきます。
まず一番大切なことは、第一印象で違和感がないかどうかです。
特に刈り上げの場合、面接官も刈り上げをしている部分に注目がいきがちです。あまりにも目立つデザインは避けておいた方が無難です。
また友達やセルフで刈り上げをするという方ももしかしたらいるかもしれません。
しかし対面の面接ですと、シルエットや顔のラインがかなりはっきりわかってしまうので、プロにお任せする方が無難です。
対面面接の場合、実際にビルやオフィスに赴くことになると思いますので、少しの風や雨では崩れないよう、ジェルやスプレーなどで固めておくというのもポイントです。
まとめ

今回は、就職活動の髪型の中でもメンズの刈り上げについてご紹介させていただきました。
刈り上げは、メンズの髪型であればかなり定番のものではありますが、まだまだその理解がされない世代がいることや、悪い印象を与えてしまうというリスクがあることも頭に入れながら、スタイリングを行うと良いと思います。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。