スケジュール管理は、就活をする上では大変重要なことです。
スケジュール管理をするためには、まずは就活の全体感がどのようになっているかを知る必要があります。
しかし、就活のスケジュール感は業界や学生生活のスタイルによって様々ですので、一口にこうであると言うことができません。
そこで今回は、業界や学業など様々なパターンに分けて、就活のスケジュールを12パターン紹介します。
かなりボリュームのある内容になってますので、ブックマークに保存したり、画像を保存しながら何回も確認することをお勧めします。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。
基本的な就活スケジュール

まずは、基本の年間スケジュールです。
基本的に、就活開始時期は3年生の夏休み以降が多いようです。
3年生の頃は、本格的に始めるという人もいる一方で、まずは幅広い業界に触れてみることや、少しずつ就活の準備をされる方も多くいます。
本格的に就活が始まるのは、4年生からです。
就活の終了時期は人によって様々ですが、大体夏休み〜秋学期までと見積もっておくと良いでしょう。
年間スケジュールはこちらで詳しく紹介されています。
まずは基本のスケジュールをしっかりと把握することがおすすめです。
業界別のスケジュール
続いて業界別に就活スケジュールを紹介していきます。
就活のスケジュールを把握する場合は、業界ごとの軸で見ることも大変重要です。
主に以下の点を把握すると、業界ごとにスケジュール感を把握するとともに、選考でも有利になるように対策することができます。
・夏インターンがあるのかないのか
・選考開始時期が早いのか遅いのか
・特殊な選考方法、テストがあるのかどうか
それでは、具体的にご紹介していきます。
総合商社のスケジュール

総合商社の就活スケジュールは、全体から見ても長期的です。
夏と冬の二回にインターンシップがあり、3年生春までにはしっかりと志望度を確認しておきたいです。
また選考開始時期は6月であり、他の業界に比べて遅いのも特徴です。
総合商社を志望する場合は、他の業界の選考をうまく平行して取り組んでいくことが大変重要です。
詳しいスケジュール感はぜひこちらを参考にしてください。
金融業界の就活スケジュール

続いて金融業界の就活スケジュールです。
金融業界は、サマーインターンを積極的に行っているので、かなり早い段階からサマーインターンの対策をして、夏休みに選考を勧められると有利です。
また夏休み以降は冬インターンやOB訪問にも積極的に参加し、4年生3月の本選考を迎えます。
金融業界を志望している方は、ぜひこちらで詳しいスケジュールを把握してください。
コンサル業界のスケジュール

コンサル業界は、就活生の中でも非常に人気がありますが、選考が非常に早期に行われることでもゆうめです。
会社によっては、夏休みのインターンシップで内定が決まることもあります。
そして、4年生に上がる頃にはほとんど採用活動を終了しています。
ですので、他の業界と同じようなスケジュール感でいると、「気がついたらどこも募集していない」という状況になり金ません。
こちらの記事では、総合系と戦略系に分けて、詳しいスケジュールをご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。
広告業界

広告業界も、就活生の中では人気のある業界です。
サマーインターンに参加する場合は、5月6月あたりから就活を開始しておきましょう。
本選考は4年生の3月のところが多いです。
それまでにしっかりと本選考の対策ができているかどうかが、ポイントになります。
広告業界を志望している!気になっている!という方はぜひこちらも参考にしてみてください。
マスコミ業界のスケジュール

マスコミ業界は、長年就活生の人気もあり、選考もハードな業界です。可能であれば3年生の早い段階から対策をし、夏インターンに参加しましょう。
マスコミ業界の特徴は、本選考期間が長めであるということです。
他の他の業界も志望しているという方は、並行して選考を受けることができるか、しっかりとスケジュールを管理しておく必要があります。
マスコミの就活スケジュールはこちらで詳しく取り上げられています。
早期選考内定者の就活スケジュール

近年では、就活の選考が解禁する4年生の3月より早く本選考を出す、いわゆる早期選考をしている企業も多くあります。
早期選考のスケジュールのポイントは、早く就活の軸を決めて、早期に対策を行っていくことです。
早期選考内定後も、就活を進める学生も多くいます。
「早期選考を獲得したい!」という方はぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
外資系企業の就活スケジュール

外資系企業は、特にITなどで人気があります。
基本的には、外資系企業といえど選考の方法は変わりません。しかし、スケジュール感が異なる場合があるので注意が必要です。
外資系企業は基本的に早期に選考がはじまります。
具体的には、3年生の秋〜冬頃からエントリーシートの受付をします。
外資系の企業を受ける場合は、早期にスケジュール感を把握して対策することが大変重要です。
こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
大学生活と就活のスケジュール
それでは次に、大学生活から就活のスケジュールをご紹介していきたいと思います。
大学生の中には、バイトやサークル、学業などと並行しながら就活をすると言う方も多いと思います。
その場合、それらの活動と並行して就活を行う必要があります。
基本的には、以下の点に注意してスケジュールを組むといいと思います。
・業界や職種はある程度決まっているのか
・大学生活が忙しい時期はいつか
・就活に専念する時期はいつか
業界によってスケジュールが異なるのはもちろん、自分自身の大学生活がいつ忙しいのかあらかじめ把握しておくことも重要です。
また、就活に専念する切り替えをどこで行うのかあらかじめ決めておくことも重要です。
アルバイトをしている学生の就活スケジュール

就活とアルバイトを並行して行う方は多いのではないでしょうか。
アルバイトは、3年生の間であれば並行して行うことが可能です。
アルバイトを並行して行う際のポイントは、忙しくなる4年生までに、就活に必要な用意をしっかりしておくことと、交通費などの予算をしっかりと把握しておくことです。
アルバイトを並行して行う場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。
文系学生の就活スケジュール

続いて文系学生の就活スケジュールをご紹介したいと思います。
三年生の時点でどの程度授業を入れなければいけないかにもよりますが、3年生の前期は講義をややたくさん入れても問題がありません。
しかし、夏休みはインターンが始まる可能性もありますので、集中講義などを受けたいというかたは事前にチェックをしておく必要があります。
本格的に就活が解禁してからは、あまり講義に時間を割くことができない可能性が高いです。
特に、「単にに心配がある」「4年生にも授業を入れなければならない」と言う方はしっかりと事前の対策が必要になります・
体育会所属の就活スケジュール

続いて、体育会の学生の就活スケジュールをご紹介したいと思います。
体育会の学生の方は、引退時期までは部活や課外活動に注力される方も多いようです。
そして、引退してからは一気に就活にシフトし、集中して行うと言ったようなスケジュールになります。
体育会の学生は就活時期が遅めな一方で、体育会所属ならではの立ち回りがあり、就活も工夫次第で有利に進めることができます。
体育会の学生はこちらもぜひ参考にしてみてください。
理系学生の就活スケジュール

続いて、理系就活のスケジュールをご紹介したいと思います。
特に理系の方であれば、ゼミや研究室とのバランスを考えることが一番重要になります。
研究室によっては平日全て予定が入っていたり、周りは就活しない中で自分だけ行わなくてはいけないなど、文系学生と比べて異なる状況の方も少なくありません。
理系学生の方のポイントは、できる限りスキマ時間を見つけて早期から対策することや、周りの理解を得ることで就活の時間を増やすことです。
理系就活についてはこちらで詳しくご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
ここに注意!スケジュールで失敗するパターン
それでは次に、スケジュールで失敗してしまうパターンについてもご紹介したいと思います。
就活では、様々な場面でスケジュール管理が必要であり、しっかりと対策をしていないと採用に大きな影響を与えてしまいます。
「まずは失敗談を実際に聞いてみたい」という方は、実際の先輩の失敗談をご紹介しているこちらをご覧ください。
予定を詰めすぎてしまう
予定を詰め過ぎてしまうというのは、スケジュール管理を失敗する中で最もある失敗の一つです。
特にやる気があふれている就活開始時期は、闇雲に予定をたくさん入れてしまい、後からパンクしてしまいがちです。
まずは自分に必要な行動が何か、しっかりと確認しておくことが大切です。
これから就活を始める方は、ぜひこちらの記事から初めてみてください。
メールの対応で困ってしまう
メールの返信で困ってしまうという経験を持つ学生は近年増加しています。
普段SNSでやりとりをしている分、「社会人とどのようにメールでやりとりするのかわからない」という方は結構いらっしゃいます。
単純にメールを打つのに時間がかかるだけでなく、返信することを忘れてそのまますっぽかしてしまうなんてこともあります。
メールのやりとりに自信がない方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
まとめ

今回は、就活のスケジュール感についてご紹介させていただきました。
就活は、あらかじめしっかりとスケジュールを確認し、余裕を持って行うことが大切です。
特に課外活動などに注力している場合、就活とうまく並行して行うことが重要です。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。