学生時代力を入れたこと(通称ガクチカ)は就職活動をする中で一度は聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
特にこのガクチカですが、「苦労したことを入れるべき!」という話をちらほら見受けられます。
実際には、ガクチカに苦労したことを入れるべきなのか、入れるとするならばどのように書けばいいのか、不安な学生も多いかと思います。
今回は、ガクチカの中でも苦労したことをエピソードに盛り込むことについて詳しく説明していきたいと思います。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。
苦労したことは絶対書くべき!

結論から申し上げると、ガクチカの中で、苦労した点は絶対に入れるべきだと考えております。
やはり苦労した点を書いていないと、ガクチカとしては不十分であると面接官の人に評価されかねません。
今回は、なぜガクチカで苦労したことを書かなくてはいけないのかご紹介したいと思います。
書かないとただの経験談になる
ガクチカで苦労したことを書かなくてはいけない最大の理由は、苦労したことを書かないとただの経験談になってしまうからです。
ガクチカでは、自分が頑張ったこと、工夫したこと、考えたことを如何に伝えられるかというのが非常に大切になります。
そのため、自分ならではの考察や活動を話さなければならないので、苦労した点がないとただの経験談になってしまうため、不適切であるといえます。
苦労したことにアピールポイントがある
苦労したことをガクチカで書く理由の二つ目は、やはり自分が困難だと感じたことにこそ、努力や工夫が見受けられるからです。
同じ活動をしていたとしても、ただその時間をなんとなく過ごしていたという話と、困難を乗り越えようと努力していた話では、やはりアピールできることが全く異なります。
ですのでガクチカでは、苦労したことをエピソードに入れることが大切です。
ガクチカは重要

具体的なガクチカの例文をご紹介する前に、就職活動におけるガクチカの重要性を改めて確認しておきたいと思います。
そもそもガクチカが就活でどのように影響しているのかを抑えておく事で、今後のエントリーシートの作成や面接対策を効率よく行うことができます。
ESを突破するのに重要
一番の理由は、やはりエントリーシートを突破するためにガクチカが必要であるからということです。
特に最近はオンライン面接も増えたため、家にいながら何十社もエントリーできる状況になりました。
ということは、エントリーの倍率も必然と上がるため、しっかりとエントリーシート対策をしなければなりません。
そのため、ガクチカをブラッシュアップすることは大変重要になります。
面接の深掘り対策
面接が始まってからも、ガクチカを話す機会はたくさんあります。
特に、苦労したことがしっかりと練れていないと、「本当にそれ頑張ったの?」「就活用に急いで作ってきた話じゃないの?」という質問に切り替えることが難しくなります。
ですので、面接が始まってからもガクチカは大変重要になります。
苦労したことの定番5つ

「ガクチカの苦労したことで、何書けばいいかわからない!」という学生の方も多いかと思います。
今回はエントリーシートを何千と読んできた中で、多くの学生が取り入れている苦労したことを5つご紹介したいと思います。
自分が話そうと思っているガクチカの苦労したことと共通していないか、ぜひ確認しながら見てください。
時間の制約
限られた時間の中で何かを行わなければならなかった、という話は苦労したことの定番です。
やはり、時間的制約がありながら行わなければいけないことは、それなりの努力や工夫が必要になります。
特に社会人になっても、決められた時間で何かを達成しなければいけないことは往々にしてあると思いますので、こちらの苦労した点はお薦めです。
(例)六ヶ月以内にレポートを作成しなければいけなかった
(例)3ヶ月以内にスコアを100点上げなければならなかった
チームワーク
チームワークを題材とした苦労したことも、かなり多くの学生が経験しています。
人と人との関係がかなり影響するので、苦労する点も頻繁に起きるかと思います。
また、問題の原因も人によってさまざまですから、自分らしいエピソードを作りやすいものにもなります。
チームワークについては、こちらの記事で詳しく取り上げられているので、是非参考にしてみてください。
(例)メンバーで衝突があり、まとめなければならなかった
(例)チーム内で得意不得意があり、作業が難航した
知識不足
知識がなかったために苦労してしまったというガクチカもオススメです。
特に新しいことを始めたときは、知識が極端に少なくどのようなことを行っていけばいいのかわからないこともあると思います。
そうした新しいことにチャレンジしたときに、自分がどう乗り越えていったかという点は就活でも話す甲斐があるので、ぜひ検討してみてください。
(例)未知の領域に初挑戦したので、右も左もわからなかった
(例)周りが経験者ばかりで、自分だけ出遅れてしまった
お金がない
お金がないというのは、活動する中で一度は苦労されたことのある方が多いのではないでしょうか。
お金のことを就活で話してもいいのか迷うかもしれませんが、自分なりに工夫して課題を解決していれば、ガクチカとして話すことも可能です。
ガクチカは、自分の口からしっかりと話せるエピソードであることが何より大切ですので、お金に関して苦労したという方は、ぜひ一度エピソードに盛り込むことを検討してみてください。
(例)限られた資金の中で、うまくサークルを運営する必要があった
(例)留学資金が足りず、対策が必要であった
効率化をすること
何かリソースが足りなかったり、ムダが生じていたために、効率化をしたという経験はガクチカでも話すことができます。
特に効率化の話であれば、何かスマホやパソコンなどを使って解決したという内容も少なくないのではないでしょうか。
もしITに関わる企業であれば、事業との相乗効果も見込めるので、大変お薦めです。
(例)アルバイトが辞めてしまい、少ない人数の業務が必要だった
(例)ミーティング時間が長すぎて、練習時間が減っていた
苦労したことを含めたガクチカの例文
それでは次に、こうした苦労したことを含めたガクチカの例文を紹介します。

今回は資格取得の話をテーマにしたエントリーシートをご紹介します。
苦労したこととしては、学業の両立を背景とした効率化がテーマとなっています。
実際の表現としては「苦労したことは〜」と書く必要はなく、これが難しかった、課題であった、という表現でも十分伝わります。
ぜひ、ご自身のガクチカの参考にしてください。
課題の分析も重要!

次に、苦労したこととセットで重要な要素をご紹介したいと思います。
ガクチカを書く際は、課題をしっかりと分析するということが大変重要になります。
困難だった点が、どういった原因で起こっているのか、どうしたら解決するのか、仮説や分析を行うことが大変重要になります。
まとめ

今回は、ガクチカの中で苦労したことを書く必要があるのかについてご紹介させていただきました。
ガクチカを書く際は、苦労したことを盛り込むことが大変重要になっています。
また、しっかりとその原因を追求してあげることで、自分が行ったことを客観的に評価してもらいやすくなります。
ガクチカは就活が終わるまで長い期間必要になりますので、是非対策してみてください。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。