就職活動が始まると、エントリーシートの提出や面接対策など、やることが盛りだくさんとなります。
特に体育会系学生の方は、自分の部活や大会での経験をガクチカとして話す方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな体育会学生のガクチカの書き方について、ご紹介していきたいと思います。
ぜひこれまでの経験や強みを生かしながら就職活動を進めていきましょう。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。
体育会のガクチカはどう書く?

それではまず、体育会系の学生のガクチカの書き方についてご紹介したいと思います。
やはり他のアルバイトやサークルの経験と違って、体育会系ならではのガクチカの書き方があります。まずはそんなポイントを押さえてみましょう。
チームとしての役割を書く
チームとしての役割を書くというのは体育会系ならではのガクチカの書き方です。
特に企業によっては、チームで行った経験や、集団として頑張った経験に限定をしてガクチカ聞かれることも多くあります。
体育会系の方であれば、チーム一丸となって行動したという経験も多いのではないでしょうか。
こういった集団経験をエピソードとして書くと言うのは大変重要になります。
大会までの練習を書く
大会までの練習を書くというのも体育会系の学生のガクチカの書き方として定番です。
大会までの練習を書くという事は、長期的に対策をしたことが継続してきたことなどをアピールすることができます。
特に大会の練習までは、様々な取り組みや工夫をされてきた体育会系な学生も多いと思うので、その辺のエピソードを書いてあげることが重要です。
マルチタスクを書く
大会系の学生の方は、ご自身の部活動や活動と並行しながら、学業やアルバイトなどを行ってきたという方も多いのではないでしょうか。
こうしたマルチタスクのエピソードをガクチカで書くというのも大変良いです。
特に社会人になると、2つや3つのことを並行して行わなくてはいけないことも多くあるかと思います。
学生時代から複数のことを同時に行ってきたというエピソードは、大変強みになるのでオススメとなっております。
体育会系のガクチカのコツ3つ

それでは次に、体育会系のガクチカのコツである3つの事についてご紹介したいと思います。
これらのことをしっかりと抑えることで、ガクチカも就職活動で伝わりやすくなるので大変オススメとなっております。
目標を明確に書く
活動の目標をまず明確に書くというのは大変重要となります。
体育会系の学生であれば、目標としている大会や、順位やスコアなどをしっかりと明記してあげることが重要です。
ガクチカでは特に、どんな目標で努力をしてきたのか、どんな目的があって行動してきたか、ということがはっきりわかることが重要となります。
どんな目標で活動を行っていたのか、しっかりとまずは書きましょう。
課題はしっかり分析する
課題をしっかりと分析するというのも大変重要なことになります。
体育会系の学生であれば、活動を行ってきた時はマネージャーや他の先輩方のアドバイスを受けながら進めてきた、という方も多いのではないでしょうか。
しかしガクチカを作る際には、自分なりにしっかりと分析を行い、どのようなことが課題であったのか、自分の口から喋れるまで分析することが重要です。
そうすることで、自分なりに工夫をして行動をしたのか、どこが課題だったのかしっかりと説明することができます。
モチベーションの源泉を書く
自分のモチベーションの源泉をしっかりと書いておくことも重要となります。
なぜ自分が部活動に注力することができたのか、メンバーの一員として注力することができたのかしっかりと書いてあげることが重要です。
体育会系の学生の場合は、時に苦しい時になぜ頑張ることができたのか、しっかりと言語化してあげることが重要です。
必要であれば周りのメンバーなどと話しながら、このあたりのエピソードを作ってみるのも重要ではないでしょうか。
体育会のガクチカ例文
それでは次に体育会系学生のガクチカの例文を紹介したいと思います。
ぜひ参考にしてみてください。

今回は、大会までの練習のエピソードを例文としてご紹介させていただきます。
ポイントは、単に練習を行なっていたというだけでなく、困難だった点を明確にし、課題や原因を分析していくということです。
また、ガクチカの最後はエピソードを踏まえて学んだ点も書いてあげるとベストです。
深掘り対策!面接で聞かれる事

それでは次に、体育会系の学生が特に面接で聞かれやすい、ガクチカの深堀り質問についてご紹介したいと思います。
こういった質問をあらかじめ想定しておくことで、自分のエントリシートのブラッシュアップすることができます。
また面接が近くなったときには、素早く行える面接対策にもなりますのでぜひ参考にしてみてください。
辛い時はありましたか?
体育会系の学生のエピソードでは、辛い時など特にハードだった時期について聞かれる質問が頻繁にあります。
この質問の意図は、自分が厳しい状況に立った時に、どのようにそれを打開していくのか、どのような気持ちで向かっていくのか、就活生の性格確かめるというところにあります
あらかじめ、自分が辛かった時やそれを乗り越えてきたエピソードを思い出しておくことが重要です。
やり直すならどこの部に入りますか?
もう一度大学時代やり直すなら、どこの部活に入るのかという質問も聞かれる可能性があります。
これは、今の体育会の活動で満足しているのかというのを確認する質問です。
もちろん、今の活動に充分満足しているのであれば、やり直しても今の部活に入ると答えて良いでしょう。
しかしながら、何か説得力のある理由があれば、やり直して別の部活に入ると言う手もあるでしょう。
ここで重要なのは、今振り返ったときに自分の活動をどう判断するか、客観的な視点を持っているかどうかです。
しっかりと振り返り、対策をしておきましょう。
まとめ

今回は、就職活動の中でも特に体育会系学生のガクチカについてご紹介させていただきました。
体育会系の学生の方は、自分のエピソードやこれまでの経験を生かしながら就職活動を行うことがお勧めです。
特に体育会系学生の方は就活時期が他の方よりも遅めになることも少なくありません。
これまでのポテンシャルを生かして効率よく進めていくことがオススメとなっております。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。