就職活動では、Webテストの勉強や面接対策など、様々な対策をする必要があります。
中でも、エントリーシートや面接等で話す定番である、学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)については特に対策が必要です。
ガクチカでは、チームワークが伝えられるような、集団で頑張ったエピソードを1つは用意しておく必要があります。
今回はチームワークを生かすエピソードでガクチカを作る際のポイントについて、例文つきでご紹介したいと思います。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。
ガクチカで重要なこと

それではまず、ガクチカを書く際に面接やエントリーシート等で重要なポイントをご紹介したいと思います。
チームワークのガクチカなどのエピソードを書く際にも、以下の3つの点に注意をすることが大変重要になりますので、ぜひチェックしてみてください。
課題や困難な点をはっきりさせる
ガクチカのエピソードの中で、課題や困難な点をはっきりとさせる事は大変重要です。
特にチームワークを主題とするエピソードであれば、複数の人が関わってくる為様々な要因や原因があります。
その中で、特に課題の原因となっているものを分析し、難しかった点や困難だった点をはっきりさせてあげることが大変重要になります。
具体的に書く
活動内容や、活動の結果を具体的に書くというのは重要です。
特にエントリーシートでは、短い文字数の中で相手に自分の活動を伝えなくてはなりません。
そのため、適宜具体的な内容を書き、どんな活動していたのか、一目読んだだけでイメージできるように完成度を上げておく必要があります。
チームワークのエピソードの場合は、自分がどんな立ち位置だったのか、その集団がどんなこと行ってるのか、しっかりとイメージが出来るように書いてあげましょう。
客観的な視点をかく
客観的な視点を入れることも、チームワークのガクチカでは大変重要となります。
ガクチカを作成する場合は、一歩引いた客観的な視点を入れてあげることで分析力が上がります。
当時はがむしゃらに頑張っていたり、なんとなくやっていたことでも、就職活動を踏まえて、改めてエピソードを振り返ることも大変重要です。
チームワークはガクチカの定番!

チームワークをテーマとする事は、ガクチカではかなり一般的となっています。
だからこそ、チームワークをテーマとするメリットについてもしっかりと抑え、ぜひその強みを活かしていきましょう。
それでは次に、チームワークがガクチカの定番の理由やその強みについてご紹介していきたいと思います。
ポテンシャルが伝わる
自分自身のポテンシャルが伝わるという事は、チームワークならではの特徴です。
特に社会人になってからも、周りの方と協力をしながら仕事を行うことも多くあります。
1人で行ったことよりも、チームワークのエピソードであれば、周りとの協調性などのポテンシャルが面接官にもイメージしやすいのでお勧めです。
自分の強みや性格が伝わる
自分の性格が伝わりやすいのも、チームワークを題材にするメリットです。
集団で何かを行う際は、特に自分の性格や能力が立ち位置が出やすいです。
チームワークで大切な事は、リーダーシップだけではありません。
相手の気持ちを理解することや、チーム全体で必要なことを分析するなど、様々な能力が必要となります。
自分の強みや性格がしっかりと伝わるチームワークのエピソードは大変良いです。
チームワークを活かした例文
それでは、チームワークを活かしたエントリシートの例文についてご紹介したいと思います。
ぜひ参考にしてみてください。

今回は、ゼミでのチームワークがテーマとなるガクチカをご紹介します。
ポイントはやはり、何の活動で、何を目標にしていたのかをまずははっきりさせることです。
また、自分がどういう立ち位置で、どんな活動をしたのかも明確にしましょう。
今回はリーダーとしての活動のガクチカをご紹介しましたが、もちろんリーダーでなくても、そのチームで重要な役割をしっかりと説明できていたら問題ありません。
チームワークを書く際の注意点

それでは次に、チームワークをガクチカで書く際の注意点についてご紹介したいと思います。
チームワークはガクチカの中でも定番のものとなりますが、いくつか押さえていきたいポイントがあります。
これらのポイントは、面接の際にはしっかりと説明できるようにしておきましょう。
周りの人を活かす
周りの人を活かすことができるような経験、体験がなかったか思い返してみましょう。
チームワークをエピソードとするガクチカであれば、ぜひ自分がどうやったかだけでなく、周りの人がどのような人であったのか、またそのような人にどう対応していたのかと言うことも押さえておくべきです。
周りにリーダーがいた場合は、その補佐に回ることもあれば、逆にリーダーがいない場合は、率先して自分が指導するなど考えられます。
やはり周りのメンバーをどう活かしていたのかというのは、協調性の面でも大変重要となりますので、思い返しておきましょう。
自分の立場を明確にする
自分の立場を明確にしておくということも大変重要です。
活動当時は役割が明確になっていなかった場合でも、自分がどのような立場やアクションをすることが多かったか、思い返しておきましょう。
そのためには、自分だけでなくチームのメンバーがどう考えていたのかを改めて聞いてみるということも重要です。
再現性を持たせる
エピソードに再現性を持たせるというのも、チームワークをガクチカにする際のポイントです。
例えば、課題や学びなどを少し抽象化してあげることで、今後にも活かせるような経験をしたということを相手に伝えることも大切です。
また他の場合でも、発揮されるような自分の性格や強みがあれば、こちらも強調してあげることがポイントです。
また、過去に同じような経験をされていたり、同じようなチームでの立ち位置に回ったことがある場合は、それらのエピソードも用意しておくことで再現性があがります。
まとめ

今回はガクチカの中でもチームワークについてご紹介させていただきました。
集団でのエピソードをアピールしやすいチームワークは、ガクチカでも大変オススメとなっております。
それぞれのポイントを押さえてエントリシートを作成してみましょう。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。