体育会系の学生は、大学時代部活に注力することも多いと思います。
その場合いつから就職活動を始めて、どのようなスケジュールでやればいいのかわからない方もいるのではないでしょうか。
今回は特に、体育会系の学生に向けて、就職活動のスケジュールをご紹介していきたいと思います。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。
体育会系の就活スケジュール不利?

結論から申し上げると、体育会系の学生であっても就職スケジュールで不利になる事はありません。
ポイントは、事前に就職活動のスケジュールをしっかりと把握しておき、前々から予定をしっかりと決めておくことが重要です。
その一方で、やはり体育会系の学生の方はスタートが遅くなることも多くあります。
しっかりと早めからの対策をすることが重要となります。
ポテンシャル採用を活かす
また、就職活動における体育会系のメリットとして、これまでの部活やサークルの成績が面接でも使えるということがあります。
新卒の就活では、今のスキルや能力ではなく、これからの伸びしろなどを評価する、ポテンシャル採用をされていることが多くあります。
そのため、体育会系の学生はポテンシャルが高いと評価されることも多くありますので、有利となることも多いです。
これが基本!体育会就活生のスケジュール表

それでは、体育会系の就活生の全体のスケジュールについてご紹介していきたいと思います。
やはり、夏休みまでは部活に集中されている方が多いので、本格的に就職活動のスタートを切る学生は少ないと思います。
その後、引退時期までは部活に注力した後、しっかりと切り替えて就職活動を対策していくことが多いようです。
本選考が始まる4年生以降は、体育会系の学生と言えど就職活動にスケジュールを割くことが多いようです。
それでは詳しくそれぞれの段階でどのようなことをするべきなのか、説明していきたいと思います。
夏インターンまで

それではまず、夏インターンまでの体育会系の学生のスケジュールをご紹介したいと思います。
夏インターンまでは、やはり部活に注力される方が多いと思います。
就活:じっくり早めの対策を
体育会系の学生の方ですと、就職活動はまだまだこれからという状況が多いのではないでしょうか。
近年は早期の選考を行う企業も多くなってきましたので、少し興味のある企業を探すことや、自己分析を始める方も少なくないと思います。
この時期は、たくさん時間をとって就職活動の対策をすると言うよりも、興味のある業界や業種を様々調べていくということも重要です。
部活:夏休み中は少し注意
この時期は、部活動もまだまだ全盛期ですので、積極的に大会や活動をされている方も多いと思います。
しかし、夏インターンが始まる夏休み前後は注意が必要です。
この時期は、たくさんのインターン参加が決定していると、忙しくなる方もいます。
事前にどの程度インターンに参加するのか、事前に調整をしながら、大会等とかぶらないようにスケジュール調整をすることがポイントです。
4年生春まで

それでは次に4年生の春までの就職活動のスケジュールをご紹介したいと思います。
体育会系の学生の方は、この時期から就職活動を始められると言う方も多いのではないでしょうか。
本選考を控えているので、早めの対策がポイントとなっていきます。
就活:就活の大枠は決めておく
就職活動では、本選考を控えて本格的な対策を始める時期となっております。
特に体育会系の学生は、この時期のスタートになることも少なくないのではないでしょうか。
まずは、就職活動のスケジュール感を把握しましょう。
また、体育会系という強みを生かして、自分の部活やサークルの先輩からOB訪問をお願いしてみることや、積極的に会社見学や企業分析に取り組むなどアクションも必要となります。
体育会系の学生の場合、面接等でもその部活やサークルのエピソードを話すことが多いと思いますので、これまでの活動を振り返っておくことも重要です。
部活:引退を控えて悔いのない活動を
部活動に関しては、引退までは積極的に行って大丈夫だと思います。
体育会系の学生の方は、部活の引退まではしっかりと部活に注力をして、その後はしっかりと切り替えを行いながら急速に就職活動の対策をする方がいいです。
まずは悔いのないように部活に専念するというのも、大変良いと思います。
4年生春以降

それでは次に、4年生の春以降の体育会系の学生の就職活動スケジュールについてご紹介したいと思います。
就活:本格的にスタート!
4年生の春以降になると、就職活動も本格的にスタートします。
この時期はエントリーから始まり、テストの受講や面接の対策など、やることが目白押しですので大変忙しくなることが多いです。
特に、多数の締め切りに追われることもありますので、しっかりとスケジュール管理をすることが重要です。
また、これまでインターン等で面接を経験してこなかった方は、しっかりと面接の経験を積んでいくことも重要となります。
様々な企業を受ける中で、自分の就職活動の軸や志望動機をしっかりと固めていくことが重要となります。
部活:活動は難しい可能性も
4年生の春以降になると、部活動も本格的に参加する事は難しい可能性があります。
特に、本選考中は急な予定の発生もしばしばあるため、スケジュールに柔軟に対応できる体制をとっておくことが重要です。
この時期の体育会系の学生は、たまにリフレッシュとして練習に参加することや、先輩として後輩の指導をたまにするなどうまく折り合いをつけている方が多いです。
早期選考などで早く選考が終わった場合は、現場に戻って残りの学生生活を部活に打ち込む方も多いと思います。
早期選考を行う場合は、早めの対策とスケジュール調整が必要となります。
早期選考について興味がある方は、こちらの記事で詳しく書いてありますので、ぜひ参考にしてみてください。
体育会学生が就活で成功するには

それでは次に、体育会系の学生が就職活動で成功するためのポイントについてご紹介したいと思います。
体育会系の学生は自分の強みと、スケジュール管理を行うことで就職活動を有利に進めることができるのではないかと思います。
限られた時間を活かす
学生の中でも、特に予定で忙しい体育会系の学生は、限られたスケジュールをしっかりと活かすことが重要になります。
特に、スケジュール管理は大変重要なポイントとなります。
常にスマートフォンや手帳等でメモをする癖をつけ、いつの時間が空いているのかチェックをする必要があります。
就職活動中のお勧めのスケジュール管理方法についてはこちらで詳しく書いてありますのでぜひ参考にしてみてください。
先輩、OBを活かす
体育会系学生の大きな強みとして、先輩やOBが業界に多数いて、就職活動の相談ができることです。
就職活動も団体戦で、多数の方にご協力をいただきながら進めると大変効率が良いです。
特に、自分の志望する業界や業種が決まっている方は、その就職先にOBがいないかを確認することが大切です。
また、1つ上の先輩にエントリーシートの添削をしてもらうことや、面接練習に付き合ってもらうことも体育会系の学生ならではの強みとなっております。
気持ちを切り替えて就活に専念
引退後は、気持ちを切り替えて就職活動に専念することも重要です。
やはりそれまで大会優勝や、能力向上など運動に専念していた分、うまく就職活動に切り替えられるかどうかが大きなポイントとなってきます。
まずは、自己分析をすることや性格診断を行いながら、自分がどうすればモチベーションを高く就職活動が行えるのか、しっかりと把握してることが大切です。
また息抜き程度に、これまで通り部活に参加したり運動を行う事は可能ですので、うまく切り替えを行っていきましょう。
まとめ

今回は就職活動のスケジュールについて、特に体育会系の学生にお勧めの日程をご紹介させていただきました。
体育会系の学生の方はその活動の強みを生かしつつ、就職活動に慣れると大変良いと思います。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。