就職活動中は、何かと予定が多く大変な方も多いのではないでしょうか。
特に、予定を詰めすぎてしまったり、大事な予定をうまく管理できず困った経験のある就活生も多くいます。
今回は、就職活動で予定を詰めすぎてしまったために失敗してしまった実際の経験談をご紹介するとともに、そうした失敗を未然に防ぐような方法もご紹介したいと思います。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。
就活中は予定が多い

就職活動中は非常に予定が多く、その管理に苦労する人は大変多いです。
スケジュールが多くなる理由の1つとして、特にオンラインで面接が可能になったために、1日でたくさんの予定を入れることができるようになったと言う要因があります。
以前であれば、実際にオフィスに行くという移動の時間が必要だったので、1日に何社も就活を行うという事は難しいものでした。
しかし、今では比較的簡単に行えます。そのため、以前に比べて就活中の予定が多くなったと言う方も少なくないのではないでしょうか。
スケジュールは詰めすぎないほうがいい

就職活動をアクティブに行うのは大変良いことですが、予定を詰めすぎない方が良いと考えております。
なぜなら、予定を詰めすぎると、就職活動を行う上で様々な弊害があるからです。
今回はなぜ、就職活動で予定を詰めすぎないほうがいいのかについてご説明させていただきたいと思います。
体力的な限界が来る
就職活動で、予定を詰めすぎてはいけない理由として、いずれ体力的な限界が来るということがあります。
特に、インターンシップ当日や、面接当日などはかかっている時間以上に準備や対策などで時間がかかります。
また、緊張やプレッシャーからかなり精神的にも負担が出てしまいます。
そうした結果、体力的な限界が来ることも少なくありません。特に複数日程のインターンなどは、体力を温存しておかないと最終日などにバテてしまう可能性があります。
中だるみの原因になる
就職活動の予定を詰めすぎる事は、中だるみの原因にもなります。
特に就活が始まった最初の段階や、夏休みなど意欲的に参加できる時はたくさん予定を入れがちです。
しかしながら、あまりにも予定を詰めすぎてしまうとそこで疲れてしまって、その後中だるみをする原因になります。
特に多いのは、サマーインターンが終わった後の秋冬の時期です。
この時期は比較的予定が空き、夏休みの頃の忙しさがなくなることが多いです。
そのためスケジュールを詰めすぎてしまうと、ここで中だるみが起きることが多くあります。
必要ない予定を多くとってしまう
スケジュールを多く詰めすぎてしまうと、必要ない予定まで入れてしまう可能性があります。
特に就職活動の焦りから、とにかくスケジュールをたくさん入れようと思う方は少なくありません。
しかしながら、そうしたスケジュールの詰め方をしていると、本来必要でない予定まで入れてしまうこともわかります。
就職活動は、1ヵ月先や2ヶ月先の予定も埋まること多々があります。
そのため、急遽時間が必要になったり、別の面接を入れようとした時に、予定が詰めすぎてしまっていて入れることができないなど、損をしてしまうので注意が必要です。
就活で予定を詰めすぎた3つの事例

それでは次に、就職活動で予定を詰めすぎてしまったために失敗してしまった、3つの事例についてご紹介したいと思います。
就職活動で予定を詰めすぎてしまうと、様々な面で不利に働きますので、実際の体験談を見ながら対策をしていきましょう。
失敗例① ダブルブッキング
1つ目の事例は、スケジュールを詰めすぎてしまったために予定が重複してしまったという例です。
ある就活生は、就職活動を始めた時に、一気に1ヵ月ほど予定を入れました。
しかしあまりに急に予定を入れてしまったために、すべての予定を手帳にメモする事ができず、抜け漏れが発生してしまいました。
その結果、後から必要となった予定を重複して入れてしまいダブルブッキングを起こしてしまいました。
このようにスケジュールを詰めすぎてしまうと、予定を複数入れてしまうなどミスの原因にもなります。
自分のスケジュールの空き状況をしっかりと確認しながら予定を入れることが重要です。
失敗例②いらない予定ができた
2つ目の例は、就職活動中に必要のない予定を入れてしまったという事例です。
その就活生は、不安からたくさん予定を入れようと思い、とにかくネットで調べて参加できる説明会や面談に参加するようにしていました。
しかし、途中から就職活動の軸が決まり、現在志望している業界とは異なるものを志望するようになりました。
その結果、既に入っていた10社程度の予定が全て自分には必要のないものとなってしまいました。
予約はもう取り消せなかったので、すべての会社説明会や面談に参加しましたが、就職活動にとっては必要のないものとなってしまいました。
このようにスケジュールを詰めすぎてしまう原因として、就職活動の不安感からとにかく動きたい、と思うことがあります。
しかしながら、しっかりと自分に必要な予定を考えて入れないと、後から必要のない予定がたくさん発生することになってしまいます。
失敗例③過労で倒れてしまった
3つ目の例はインターンシップの途中に過労で倒れてしまったというケースです。
地方の大学生であった就活生は、就活のために都市部に赴くことが多くありました。
夏休みの1番忙しいときには、大阪と東京を1週間で2往復しなければいけないという、かなりハードなスケジュールを立てていました。
また、並行してアルバイトを受けるなどそのスケジュールは大変詰めすぎと言っていいほど埋まっていました。その結果、睡眠時間は1日2〜3時間程度となっており、常に何かの予定に追われている日々を送っていました。
結果的にインターンシップの最終日に体調を崩してしまい、倒れてしまいました。
このようにスケジュールの予定を詰めすぎてしまうと、最終的には倒れてしまうなど体にも負担がかかります。
自分のキャパシティーを超えないようしっかりと管理してあげることが重要です。
スケジュール詰めすぎで失敗しないために

それでは、就職活動でスケジュールを詰めすぎないようにするためにはどうしたらいいのか、ここからは実際の対策法を説明したいと思います。
目的を明確化する
就職活動の目的を明確化するというのは、大変スケジュールを詰めすぎないコツとして有効です。
特に、就活はじめの段階はむやみに予定を入れる前に、自分がどのような業界に興味があるのか、どのような就職活動を行っていきたいのかしっかりと目的を明確化することが重要です。
そのためにはまず、企業分析を行うことや、自己分析をする中で自分の趣味嗜好や将来像をイメージしていきましょう。
また、自分が興味がある業界がある場合は、すぐに予定を入れるのではなく、しっかりとリサーチした上で企業を選別していきましょう。
スケジュール管理をする
予定を詰めすぎないもう一つのコツとして、しっかりと日々スケジュール管理を行うということがあります。
スケジュール管理を行うことで、自分の予定をしっかりと把握できるだけでなく、就活を戦略的に進めることができます。
現に、就活をされているほぼ大半の方がスケジュール管理として何かしらの対策を行っています。
おすすめのスケジュール管理方法2選

それでは次に、お勧めのスケジュール管理方法を2つ紹介したいと思います。
スケジュール管理をしっかりと行う事は、就職活動を有利に進める上で大変重要となります。
アプリを使う
最もオススメな方法は、アプリケーションを使うことです。
やはり普段からもつなげているスマートフォンを活用することが、便利で習慣付けもしやすくオススメとなっております。
Jobhunは就職活動に特化したスケジュール管理アプリで、就職活動の予定を簡単に管理することができます。
また就職活動に必要な、自己分析の機能や、企業分析の機能などもついており、スキマ時間に就職活動を進めることができます。
就活アプリに興味のある方は、ぜひ一度、お試しください。

手帳を使う
手帳を使うというのも、就職活動を行う上では大変有効なスケジュール管理方法になります。
手帳を使うことで、普段のメモする癖もつけることができると言うのは大変良いと思います。
手帳は、様々な種類があるので自分のタイプに合ったものを選ぶことが重要です。
手帳について詳しく書かれている記事がこちらにあります。
20種類以上の手帳をご紹介していますので、ぜひご覧ください。
まとめ

今回は、就職活動において、スケジュールを詰めすぎてしまったときの失敗談やその対策法についてご紹介させていただきました。
就職活動で焦る気持ちや、不安になる気持ちはありますが、しっかりと対策を行うことで無理のないスケジュールを組むことができます。


地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。