就職活動では、スケジュールの管理をする必要がありますが、それは簡単なことではありません。
中には、スケジュール管理で失敗してしまうということを心配している方もいるのではないでしょうか。
今回は、就活のスケジュール管理で失敗してしまうケースや、失敗しない方法についてご紹介したいと思います。
これからスケジュール管理をされる方はぜひ参考にしてみてください。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。
スケジュールで失敗することがある?

結論から申し上げると、就職活動においてスケジュールで失敗する方は少なくありません。
特に本選考が始まってからは予定もたくさんできてくるので、失敗する方も多いようです。
今回は、就職活動でスケジュール管理をするときの失敗談や、対策方法についてご紹介したいと思います。
こんな人は失敗しやすい!

それでは、就職活動においてスケジュール管理で失敗してしまうような人の特徴をご紹介したいと思います。
以下のような要素があると、就職活動のスケジュール管理においても、うまくいかない可能性があるので注意してみてください。
志望業界が固まっていない
志望業界や、行きたい職種がうまく決まっていない方はスケジュール管理も失敗しやすい傾向にあります。
その理由としては、自分の就職活動の軸がうまくできていないため、どの企業を受けていけば良いのか戦略的に考えることができないからです。
その結果、目標を見失ってしまったり、うまくWebテストやエントリシートの対策ができないまま本選考を迎えてしまい、スケジュールに困ることが多くあります。
まずは、自分の就職活動の方針を決めることで、無駄なスケジュールを発生させないことがポイントです。
とにかく不安になっている
就職活動において、とにかく不安になっている方はスケジュール管理も失敗しやすい傾向にあります。
もちろん、皆さんはじめての事ですから就職活動は不安もつきものです。
しかしながら、不安ばかりが募ってしまい闇雲に行動してしまったり、逆に就職活動について考える時間が少なくなってしまい、スケジュール管理を失敗してしまう事は多くあります。
対策としては、まず自分に何が必要なのかをうまく分析をして、必要なスケジュールに落とし込んでいくことがあります。
また、不安がある方は一人で抱え込まず、就活を経験してきた先輩や大学のキャリアセンターなどとも相談しながら始めることで、不安感を解消することができます。
メモする癖がついていない
普段の行動や予定をメモする癖がついていない方は、スケジュール管理でも失敗しやすいです。
特に、就職活動を始めると、メールなどで企業の方とスケジュール調整をすることも多くあります。
この時普段からメモをする癖がついていないと、予定を忘れてしまう可能性もあります。
スケジュール調整のコツは、普段から頻繁にメモを取るということです。
そのため、普段からマメにメモを取る方がスケジュールでも失敗しないことが挙げられます。
スケジュール管理で失敗した3つの事例

それでは次に、就職活動でスケジュール管理で失敗してしまった3つの事例をご紹介したいと思います。
就職活動で失敗をしないためには、スケジュールをしっかりと調整し、予定をしっかりと把握しておくことが大変重要です。
面接の予定をすっぽかしてしまった
スケジュール管理の失敗例として、面接等の予定をすっぽかしてしまうということがあります。
とある就活生は、本選考が始まった後にたくさんの予定を入れてしまいました。
そのため、何日の何時にどの会社に面接があるのかを把握しきれなくなってしまいました。
その結果、うまく会社の予定がカレンダーに入っておらず、面接の予定をすっぽかしてしまいました。
この就活生の場合は、すぐに気が付き会社に謝罪の電話をしたため、別日程で面接を受けることができました。
しかしながら、やはりスケジュール管理ができていないというマイナスの印象でスタートですので面接官からの印象も良くありません。
このように、スケジュール管理に失敗してしまうと面接を受けられない可能性がありますので注意が必要です。
・予定がたくさん入ったときに、しっかりと管理できる体制を準備しておく
・もしもの時はすぐに電話をかける
単位を落としてしまった
続いては、大学の単位を落としてしまったという失敗談です。
ある就活生は、かなり早い段階から就職活動を始め、インターンシップやOB訪問を行っていました。
非常に就職活動にやる気があり、本選考が始まってからもアクティブに面接を受けていきました。
しかしその一方で、学業の方をおろそかにしてしまいました。
就職活動のスケジュールをしっかりと管理してはいましたが、学校のスケジュールを考えていませんでした。
その結果必修の単位を落としてしまい、せっかくの内定を無駄にすることとなりました。
就職活動中は、社会人との面接の予定だけでなく、学業などの面でのスケジュールとの調整も必要になります。
そのため、複数の予定を同時に管理しなければならないので注意が必要です。
・学校の授業などもおろそかにしない様に要注意!
・二つのことを同時並行で管理できる様にしておく
予定が重複してしまった
面接が複数あるあまり、予定が重複してしまったと言うケースも挙げられます。
とある就活生は、OB訪問の予定を社会人に提案をしていました。
しかしながら、スケジュール管理をすることのないまま、かなり多人数に提案をしていました。
その結果、相手方から希望された時間帯が被ってしまっている予定が重複してしまいました。
さらに普段からスケジュール帳にメモをする癖がなかったため、そのことに気づかずにいました。
結果的に予定が重複して片方の面談を受けることができず、そのOB訪問はなくなってしまいました。
このように就職活動では、予定が重複してしまうことも頻繁にあります。そのため普段から予定が発生したらすぐにメモをする必要があります。
また、大学名を出してOB訪問などをしている場合、明らかに就活生の不注意によるミスをすると、大学の評判がさがり、その後の後輩に迷惑がかかる可能性があるので注意が必要です。
・予定の重複を避けるために、メモに控える癖をつけておく
・大学の評判も背負っていることを忘れない
これで大丈夫!失敗しない予定管理3選
このように、就職活動においてはスケジュール管理で苦労される方も大変多いです。
それでは次にこうした大変なスケジュール管理について、お勧めの管理方法を3つご紹介したいと思います。
アプリを使う
最もオススメなのは、アプリケーションを使うことによって管理をすることです。
アプリで管理する場合の特徴は、通知機能やリマインド機能などがあり、予定の前日にアラートしてくれることでうっかり忘れを防ぐことができるということです。
特に就職活動専用のアプリケーションを使うことが大変オススメとなっております。
Jobhunは就職活動に特化した予定管理ツールで、就職活動の予定を完全に管理できるだけでなく、面接練習や自己分析など、就職活動に必要な機能が多数入っています。
こちらから無料でダウンロードできますのでぜひインストールすることをお勧めします。

スプレッドシート管理
Googleから出ているスプレッドシートや、Excelなどで管理するというのも定番の方法になります。
スプレッドシートを使うことで、たくさんの企業の状態を一括で管理することができ、その編集も簡単にすることができます。
その半面で、普段からExcelを使うことに慣れていない方や、開くことを頻繁に行っていない方は、注意が必要です。
通知機能がないため、せっかく予定を入れていてもうっかり忘れてしまうことがあります。
Excelやスプレッドシートを使う場合は、頻繁にチェックをするようにしましょう。
スプレッドシートでの就職活動の管理についてはこちらで詳しく書かれているので、参考にしてみてください。
メモ帳
普段から使っているカレンダーやメモ帳がある方は、それを使うと言うのも大変良いと思います。
特にスマホなどのメモ帳であれば、予定が発生したときにすぐに入れることができます。
また普段、紙の手帳を使っている場合は、カバンにいつでも携帯しておくことで忘れずメモをすることができます。
また紙のメモ帳であれば、社会人とお話しする機会でも気兼ねなく出すことができるので1つ持っておいても大変良いと思います。
メモ帳についてはこちらの記事で詳しく書かれているのでぜひ一度参考にしてみてください。
まとめ

今回は就職活動でのスケジュール管理で失敗した経験をご紹介させていただきました。
また、就職活動のスケジュール管理で失敗しないためには、普段からメモを取る癖をつけることや、うまくアプリケーションを活用していくことが挙げられます。
これからの就職活動がうまくいくためにも、これらの要素に気をつけると大変良いと思います。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。