就活におけるメンズヘアの定番といえば、なんといってもショートヘアであることは昔から変わりません。現に多くの就活生が、ショートヘアで面接や面談をします。
しかし、一口にショートヘアと言っても、そのスタイリング方法は時代や業界、業種によって多種多様です。
そのため、ショートヘアで就活をする場合にも、スタイリングの方法についてはしっかり押さえておく必要があります。
今回はそんな就活のメンズの髪型でも定番である、ショートヘアのスタイリングについてご紹介していきたいと思います。

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。
面接官に好印象な就活男子の髪型3つ

まずは、就活でメンズが特に好印象を与えることのできるような髪型を3つ紹介します。
この基本を押さえておくことで、ショートヘアのスタイリングにも応用できますので、1つ1つ見ていきましょう。
眉毛は見えるように
まずは眉毛をしっかりと見えるように前髪を作るということが大変重要になります。
特に最近のオンライン面接では、通信環境やカメラの性能にもよりますが、対面の時よりも表情から読み取れるパーソナルな情報が少なくなってしまっている傾向があります。
眉毛は、目と同じくらい、その人の誠実さや真剣さを伝える重要なパーツになります。
そのため、眉毛がしっかり見えるように前髪は上げるか、流してあげる必要があります。
暗い髪色で真面目さをアピール
髪色は暗い方が真面目さをアピールすることができます。
特にショートヘアの場合はスタイリングをした際に、髪の毛の内側まで見えやすいので注意が必要です。
以前は明るい髪にして、セルフで暗くした、という就活生の方は是非一度見えない部分もしっかり黒く染まっているのか確認してみてもいいかもしれません。
ワックスで整えた清潔感のある髪型
ワックスで整えた清潔感のある髪型は、面接官に好印象を与えることができます。
もちろん、ショートヘアで普段はスタイリングをしない、ワックスを使わないというかたもいるかもしれません。
しかし面接では、髪型をしっかりスタイリングして、スーツなど適切な身だしなみで行うことで「しっかりと準備をして挑んでいる」という自分自身の意欲や、パーソナリティーを伝えることができます。
ですので、ぜひワックスを使って清潔感のある髪型を心がけましょう。
メンズのショートヘアのスタイリングの場合特に清潔感のために重要なポイントはこちらになります
・髪の毛が長すぎないか
・寝癖、跳ねている髪の毛はないか
・首筋やもみあげなどに、産毛が生えてないか、きっちり整えられているか
メンズ就活生にショートヘアをおすすめする2つの理由

次に、メンズ就活生にとって、特にショートヘアがおすすめな理由をご紹介します。
すでにショートヘアという方は、これらの強みを意識しながら面接を行うことでより面接官い良い印象を与えることが期待できます。
今は他の髪型にしているという方も、就職活動を機会にショートヘアを是非検討してみてください。
表情が伝わりやすく面接がスムーズに
何より一番のメリットは、面接官に表情が伝わりやすくなりますので、スムーズに面接を行うことができます。
特に面接をする際には、その人の答えた内容ももちろん重要ですが、受け答えをどんな感情で行っているのか、自信はあるのか、話は本当なのか、言葉には出ない表情から読み取っています。
例えば、自己PRをされている際、目がどこを向いているのかわからない、眉毛に力が入っておらず、自信がなさそうに説明されている、という場合は少し不信感を抱きます。
特に最近のオンライン面接では、受け答えの内容をカンペで作って答えている方も少なからずいるという事実があります。
そういった方を見抜くためにも、どんな表情をしているのかという観点は特に、近年注意してみている方はいます。
明るく活発な雰囲気を面接官に与えることができる
明るく活発な雰囲気を面接官に与えることができるというのも、大きなメリットの一つだと思います。
例えば体育会の部活とやっていた方であったりとか、運動サークルなどをされていたという方は、こうしたショートヘアの髪型が特におすすめです。
人事の目線からすると、その方が本当にキャプテンをしていたのか、能力を発揮していたのかというのは冷静に分析しなければいけません。
ですので、たとえ引退していたとしても、スポーツをしていた時のようにショートヘアで、明るく活発な雰囲気のスタイリングをすることができれば、話の説得力が増します。
運動系の活動以外でも、人に信頼されていた、能動的に活動していた、というエピソードをお持ちの方であれば、ショートヘアで明るく活発な雰囲気をアピールすることができれば、さらにいい印象を与えることができると思います。
ショートヘアのメンズ就活生におすすめな3つのヘアスタイル

次に、ショートヘアのメンズ就活生におすすめな3つのヘアスタイルをご紹介します。
これから面接前に美容院に行く際などのオーダーにも便利ですので、ぜひ参考にしてみてください。
メンズ就活にイチオシの髪型 ベリーショート
ベリーショートは、メンズ就活として非常におすすめな髪型になります。
ベリーショートの定義は美容院によって様々ですが、前髪の長さが眉上2cm以上のスタイルのことだとしておきます。
ベリーショートのメリットとしては、なんと言ってもスタイリングが簡単で、表情がしっかり伝わる髪型だということです。
特に就活している時は時間に追われているので、朝などはスタイリングする時間も十分に取れないこともあるかと思います。
そんな忙しい時でも、スタイリングによって印象が左右されないベリーショートはメンズ就活生としてはかなりありがたいのではないでしょうか。
おでこを出して清潔感溢れる アップバング
アップバングも、ショートヘアのメンズ就活生におすすめなスタイリングになります。
アップバングは、眉毛をしっかりと見せて表情を伝えやすくするだけでなく、おでこをしっかりと出すことになりますので、誠実さや安心感をさらに伝えることができます。
特に、ビジネスとしてショートヘアアップバングは、新人社会人として好印象をもたれやすい髪型になっています。
また、風が吹いても前髪が崩れにくいということも、メリットの一つです。
新卒らしいフレッシュさ ナチュラルショート
もう一つの新卒らしい髪型として、ナチュラルショートがあります。
こちらはショートヘアの中でも、いい意味で新人らしさ、初々しいイメージを残すことができます。
例えば信頼や信用が必要な業界であったり、ITや人材系など、人当たりの良さや円滑なコミュニケーションが好まれるような業界ですと、特にメンズのショートヘアの髪型としてはおすすめです。
ショートでもダメ?就活で髪型をセットするときの3つの注意点

ここまで、メンズ就活のショートの髪型についてのスタイリングについてご紹介させていただきました。
ショートは一般的には就活に適した髪型ですが、スタイリングのやり方には少し注意が必要です。
相手の面接官にマイナスにならないよう、ショートのスタイリングをするときの注意点もご紹介したいと思います。
ワックスをつけすぎない
ワックスを使うことは就活のショートヘアについてが清潔感に繋がりますが、逆につけすぎはマイナス評価になる可能性があります。
単純にベタベタ、重たい印象を与えてしまうということで、せっかくのショートヘアの良さが台無しになってしまう可能性があります。
また、ワックスを髪の毛につける際、急いでいるあまり手にしっかり伸ばさずにつけたあまり、ワックスが塊のままついている、ということも時々見かけますので、注意が必要です。
毛束感を出しすぎない
ショートヘアは束感を出しやすいことが特徴ですが、あまりにもツンツンになってしまうようなスタイリングは要注意です。
これは面接官からの印象が下がるだけでなく、表情ではなく髪型に視点がいってしまいアピールできるチャンスが減ってしまう可能性もあります。
面接本番はしっかりセットして挑みたい、という気持ちもあると思いますが、毛束感を作りすぎるのは避けたほうが無難です。
襟足が長すぎる
ショートヘアの場合少ないとは思いますが、襟足が長すぎるというのも注意が必要です。
特に、前髪は自分でカットしている、という場合や、あまり美容院にいけていないというメンズ就活生は注意が必要です。
特に襟足は、前髪と異なり普段は伸びていることも気が付きにくい部分になります。
ついつい延びたまま放置していないかは、ショートヘアでも十分に注意すべきでしょう。
まとめ

今回は、就職活動におけるメンズ就活の中でもショートヘアのスタイリングについて詳しく紹介してきました。
最近ではオンライン化に伴い、そこまでメンズの髪型に厳しい企業は減ってきた印象があります。
しかしながら面接は一発勝負ですから、面接をする方がどんな年齢でも、どんな方でも、好印象を持ってもらえるように、日々注意しておくことがベストだと思います!

地方国立大の文系を卒業して現役の人事として活動しています。元々はキャリアコンサルタントとして学生向けの就活支援を行っており、毎年数百名の就職サポートをさせていただきました。最近は特に、オンライン就活のトレンドやマナーや作法に興味関心があります。